ITP-WebService V3

ITP-WebService V3は、運行管理者とドライバー1対1のビデオ通話を使ったIT点呼ができます。デジタコ DTS-G1に接続可能なドライバーカメラを利用して、双方から発信が可能。アルコール測定時の静止画および通話動画は、ユーザ設定により、端末に一定期間保存できます。

※別途、IT点呼用カメラおよびモバイルアルコールチェッカーが必要です。
※IT点呼の実施にはGマークの取得など、一定の条件があります。
※DTS-G1D＋IT点呼オプションの組合せは、遠隔点呼の利用はできません。

ITP-WebService V3で作成した運行指示書をデジタコ DTS-G1と連動でき、運行中も割込みで行先指示ができます。事務所から運行指示書をデジタコに送信可能。手書きによる細やかな指示も可能。また、デジタコ DTS-G1には狭い道を避けてトラックの通行できる道をナビゲートするなど、大型車向け独自ナビゲーション機能が標準搭載されています。

※ナビゲーションは、車速・ジャイロ補正が行われません。

ITP-WebService V3は、デジタコ DTS-G1に接続可能な最大6台のカメラ映像を確認でき、クラウド上には50件/1台まで動画を保存できます。「急ブレーキなどのアラーム通知・車両の現在地・24時間の車両の軌跡・運行履歴・急ブレーキの履歴・VICS・雨雲マップ情報」など、管理画面でリアルタイムに確認できます。

ITP-WebService V3の運行コンシェルジェとは、運行管理者が乗務員に運行の指導や評価ができるよう「安全運転・経済運転・輸送品質」の観点で指標を示します。指導内容に応じて動画を自動的に取得し、点呼の時などすぐに動画を再生できます。

ITP-WebService V3は、車両が帰庫していなくても、それまでの運行内容から運転日報を印刷することが可能です。日報は、A/B/D/E/Tタイプに対応。日報レイアウトは、15パターンまで登録でき、テンプレートをベースにパーツをカスタマイズすることができます。また、複数の車両に乗換えた場合も1枚の日報で管理できます。

省令改正による荷待ち時間等の記録義務付けに対応。荷待機能を有効化すると、ITP-WebService V3で日報のヘッダ部と明細部に荷待ち時間等を表示します。ヘッダ部には、待機時間欄に「自社都合待機」と「荷待時間」の合計を表示。()内に「荷待時間」のみの合計時間を表示。明細部には、積着/卸着・指定時刻・荷待・自附帯・荷附帯の時刻と場所を表示します。

ITP-WebService V3は、操作性を重視したリスト方式で、より便利な運行指示書の作成ができます。全作業の登録・ワンクリックで作業内容入力・複数項目の削除・経路の開始と終了を分けて登録・右クリックで地点設定・予定と実績を同時印刷などが可能です。今後、地点入力だけで、地点間の最短ルートでの所要時間を計算し自動入力。4時間連続走行時、30分以上の休憩時間を自動入力できる機能が追加される予定です。

ITP-WebService V3は、車両の走行軌跡と発生イベント/スナップショット画像、フル動画の取得が可能。スナップショットは、5分毎にアップロードされた前方カメラの画像。フル動画は、クラウド上に最大50件保存でき、同時再生が可能。イベント一覧には、ドライバーの作業内容・違反・車両の1分毎の位置情報・5分毎のスナップショットが表示され、選択するとその場所を地図に表示します。また、動態通知から選択したイベントの軌跡表示が直接確認でき、すばやく状況を把握できます。

ITP-WebService V3の地図上で右クリックし、「近傍車両検索」を選択。その場所から近い車両を検索し、指定地点からの距離を表示します。

出発地と目的地(経由地の指定可)からルート検索が可能。時間優先/距離優先、軽自動車/普通車/中型/大型/特大など、検索条件に沿ったルート・距離・時間・料金が表示されます。ルートは印刷可能。

ITP-WebService V3の動態地図上にVICS情報を表示。ドライバーへ事前に注意喚起や回避ルート指示ができます。また、雨雲マップ・気象情報も表示可能。車両と雨雲の両方の位置を把握でき、事前にドライバーへ注意をうながすことができます。運行指示書には天気情報を表示することができます。

事務所(ITP-WebService V3)と車両間(デジタコ)でテキストメッセージの送受信が可能。回答要求を選択すると車両側から「はい/いいえ」または、数字での回答が行えます。車両走行中は受信メッセージの内容を自動読み上げます。