遠隔点呼対応商品
e点呼PROは、国土交通省がトラック・バス・タクシー事業者向けに2022年4月から開始した点呼制度「遠隔点呼」の対応商品です。遠隔点呼により、グループ企業間の点呼も可能となり、運行管理者の点呼業務効率化を図れます。
遠隔点呼とは
クラウド型 点呼システム
e点呼PRO イメージ
東海電子製 アルコール検知器「ALC-PRO2」「ALC-Mobile2」に連動
※対応ブラウザ Google Chrome。
※データのマスターは「運輸安全pro」で管理。運輸安全proは、運行管理者に必要なデータを管理できます。
クラウド型 点呼システム
e点呼PRO 点呼の流れ
東海電子製 アルコール検知器「ALC-PRO2」「ALC-Mobile2」に連動
Step1点呼計画
点呼計画を登録
前日までに「この人がいつ遠隔点呼やります」と点呼執行者に伝えておく。点呼計画に登録。
点呼漏れを防ぐアラート表示機能付き。
Step2点呼実施
点呼計画に基づいて実施
スマホ、顔認証、免許証リーダー対応。アルコールチェックなどの点呼を実施。
ドライバーからの点呼接続待ち状況もわかる。
Step3自動保存
クラウド自動保存
点呼の記録データは全てクラウドサーバーで一元管理。点呼記録簿はCSV出力も可能。
記録データは最大5年、無料で保存できます。
2022年4月から遠隔点呼の申請スタート
IT点呼と遠隔点呼の主な違い
対面点呼に代わる点呼方法として「IT点呼」があります。IT点呼は、Gマーク取得事業者、または一定の条件を満たした事業者のみが申請できる点呼方法です。
2022年4月から申請が開始された「遠隔点呼」は、Gマークを取得していない事業者も機器・システムの要件を満たせば申請可能な点呼方法です。これにより、今までIT点呼の申請が難しかった事業者も遠隔地との点呼が視野に入ります。
また、遠隔点呼では、グループ企業間の点呼も認められるため、IT点呼をされていた事業者も点呼の幅が広がります。
クラウド型 点呼システム e点呼PROは、「遠隔点呼」「IT点呼」「対面点呼」すべてに対応しています。
- IT点呼
営業所の優良性 - IT点呼は、Gマーク取得事業者、または一定の条件を満たした事業者のみが申請できる点呼方法。
Gマーク取得には、3テーマ38項目の厳しい評価基準をクリアし、安全認定される必要があります。Gマーク制度について
- 遠隔点呼
高度な点呼機器の使用 - 遠隔点呼は、Gマークを取得していない事業者も機器・システムの要件を満たせば申請可能な点呼方法。
遠隔点呼は、機器に対する要件が厳しく、12項目の要件を全て満たす必要があります。遠隔点呼について
遠隔点呼のメリット・デメリット
- メリット
- Gマークを取得しなくても機器の要件を満たせばOK。
- 時間の縛りがなく、24時間実施OK。
- IT点呼ではできなかったグループ企業間の点呼も可能。
- デメリット
- 機器に対する要件が厳しい。
- 点呼場に全身が映る監視カメラが必要。
- アルコール検知器を使用している口元まで映るカメラ(200万画素推奨)が必要。
- アルコール検知器の測定結果を自動的に記録保存。運行管理者がすぐに結果を確認できる。
- なりすまし防止のため、顔認証など生体情報に基づく認証が必要。
- 健康状態の管理から血圧計、体温計の連動も必要。
- 途切れることなく通話できるネットワーク環境が必要。
- 点呼場の明るさが500ルクス程度、会議室の照明ぐらいの明るさが必要。
- GPSによる車両位置の管理。
など、遠隔点呼の詳細はこちらをご確認ください。
遠隔点呼の要件
遠隔点呼の要件は、下記の12項目です。
クラウド型 点呼システム e点呼PROと監視カメラなど要件に必要なハードウエアを組み合わせれば、遠隔点呼で12項目のチェックリストをクリアできます。
要件1 | カメラ・モニター等を通じ、遠隔点呼実施営業所等の運行管理者等が、被遠隔点呼実施営業所等の運転者の顔の表情、全身、酒気帯びの有無、疾病、疲労、睡眠不足等の状況を随時明瞭に確認できる機能を有すること。 |
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要件2 | アルコール検知器の測定結果を自動的に記録及び保存するとともに、遠隔点呼実施営業所等の運行管理者等が当該測定結果を直ちに確認できる機能を有すること。 |
要件3 | 事前に登録された運行管理者等以外の者が遠隔点呼を行うことができないよう、個人を確実に識別できる生体認証機能を有すること。 |
要件4 | 事前に登録された運転者以外の者が遠隔点呼を受けることができないよう、個人を確実に識別できる生体認証機能を有すること。 |
要件5 | 遠隔点呼に必要な以下の情報が遠隔点呼を行う営業所等間で共有され、遠隔点呼時に遠隔点呼実施営業所等の運行管理者等が確認できる機能を有すること。
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要件6 | 遠隔点呼実施営業所等の運行管理者等が、被遠隔点呼実施営業所等の運転者の疾病、疲労、睡眠不足等の状況を、平常時と比較して確認できる機能を有すること。 |
要件7 | 遠隔点呼実施営業所等の運行管理者等が、運行に使用する車両の日常点検の確認結果を確認できる機能を有すること。 |
要件8 | 遠隔点呼実施営業所等の運行管理者等が、被遠隔点呼実施営業所等の運転者に伝達すべき事項を確認できる機能を有すること。 |
要件9 | 遠隔点呼を受けた運転者ごとに、次に掲げる点呼結果が電磁的方法により記録され、遠隔点呼を行う営業所等間で共有 できる機能を有すること。また、その記録は1年間保持されること。
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要件10 | 遠隔点呼機器の故障が発生した際、故障発生日時及び故障内容が電磁的方法により記録される機能を有すること。また、その記録は1年間保持されること。 |
要件11 | 電磁的方法で記録された遠隔点呼結果及び遠隔点呼機器の故障記録の修正及び消去ができないこと、又は修正された場合に修正前の情報が遠隔点呼結果に残り消去できないこと。 |
要件12 | 電磁的方法で記録された遠隔点呼結果(9.(1)ト.及び(2)ト.を除く)及び遠隔点呼機器の故障記録が、機器・システムで保存された内部構造のまま、一括でCSV形式の電磁的記録として出力できる機能を有すること。 |
e点呼PRO
クラウド型 点呼システム
東海電子製 アルコール検知器「ALC-PRO2」「ALC-Mobile2」に連動
クラウド自動保存顔認証遠隔点呼IT点呼対面点呼スマホ対応点呼計画点呼記録点呼簿CSV出力アルコール測定結果運転者台帳健康状態
点呼システム「Tenko-PRO2」からの新機能
- ブラウザ画面で点呼が可能に。
- 「点呼記録」「点呼動画」のクラウド保存が可能に。
- VPN接続が不要に。
- 点呼完了時に点呼執行者の本人確認が可能に。
e点呼PROのアプリケーションは、「標準アプリケーション」と「動画保存機能対応アプリケーション」から選択できます。
e点呼PRO 仕様
想定営業所数 | 1企業あたり1~500箇所 |
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ユーザアカウント数 | 1企業あたり1~50,000件 |
データ保管期間 | 1年/3年/5年から選択(初期値1年、最大5年)、無料 |
対応OS | Microsoft Windows 8.1 Pro/Enterprise 32bit/64bit版 Microsoft Windows 10 Pro/Enterprise 32bit/64bit版 ※WindowsOS以外:閲覧することはできますが、動作保障はできません。 |
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必須ランタイム | Visual C++ 2012 ランタイム ライブラリ(x86) Microsoft.NET Framework 4(x86 および x64) |
対応ブラウザ | Google Chrome バージョン 63.0.3239.132以降 ※Google Chrome以外:閲覧することはできますが、動作保障はできません。 |
CPU | Intel Core i5/Core i7 シリーズ以降 |
メインメモリ | 4GByte以上 |
ハードディスク | 空き容量 10GB以上 |
接続インターフェース | USBポート(USB2.0規格) |
ネットワーク環境 | 指定のドメインへHttpsで接続できること |
ポート開放 | プロトコル ポート TCP 80; 443; 3433; 4700 - 5 000; 5668; 5669; 6080; 6443; 8667; 9667; 30011 - 3 0013 UDP 3478; 4700 - 5 000; |