増波モデルの簡易無線機

IC-DU45

チャンネル数が増えて混信解消。デジタル簡易無線機は携帯が圏外のエリアでも電波が届く範囲であれば通話可能。

簡易無線機は、同じチャンネルを設定している同士が通信できる仕組みになっています。昨今、利用者の増加により、イベント会場などでは、チャンネル不足や通信の混信が問題になっていました。そこで、増波と呼ばれる無線機の周波数帯、利用できるチャンネル数を増やす取り組みが行われました。

IC-DU45は増波に対応したモデルの無線機です。
チャンネル数が65chから10ch追加され75ch、中継器用に10ch追加され、合計85ch、利用できるようになりました。

簡易無線機同士の通信距離の目安は1～4kmの範囲と言われておりますが、中間地点に中継器を設置することにより、中継器を返しての通信が可能になり、通信距離を約2倍に拡大できます。
IC-DU45は、中継器運用ができる無線機です。

IC-DU45は、サブチャンネルPTT機能が搭載されています。チャンネル番号をダイヤルで切替えることなく、メインと2つのサブチャンネル用PTTボタンをワンタッチするだけで、事前に設定した通話相手とすばやく話せます。

通信範囲目安：～4km免許局5W(1W)75ch+10ペアch(中継用)中継器対応サブチャンネルPTTBluetooth^®VOX一斉/個別/グループ通話秘話コードエマージェンシーローンワーカー防塵防水IP67電波状態表示

サイズ	W52.2×H111.8×D30.3mm(電池パックBP-280装着時、突起部を除く)
重量	約266g(電池パックBP-280・付属アンテナ装着時)
送信出力	5W(1W) +20% -50%
チャンネル数	75ch+10ペアch(中継用)
周波数帯	465/467/468MHz帯
電源電圧	7.4V±10%
充電時間	約4時間(付属の充電池・充電器使用時)
運用時間の目安	パワーセーブON時：約16.5時間パワーセーブOFF時：約13時間 (電池パックBP-280使用、5W出力、送信:5 受信:5:待受:90の場合) ※運用状況により変わります。
使用温度範囲	-20℃～+60℃
スピーカー出力	1500mW以上(内部SP 負荷8Ω10%歪時) 400mW以上(外部SP 負荷8Ω10%歪時)
防塵防水性能	IP67(3年間保証)

簡易無線免許局は、基本的にはどの団体でも簡単に免許の取得ができる無線機です。総合通信局へ免許の申請をすることにより利用できますが、無線機1台ごとに免許が必要です。
他人名義の免許で利用することは違法で、通信相手は基本的に同一団体同士しか許可されていません。他社間通信は別途届出が必要。

申請手続きには、免許申請書と各種書類を提出します。申請後審査が行われ、問題がなければ1か月程度で免許状が交付されます。有効期間は通常5年。引続きご利用の場合は、有効期間満了の6か月前から3か月前の範囲内で再免許の申請が必要です。増設、再免許、社名や住所変更なども新設と同様の手続きが必要です。