デジタルタコグラフ
導入事例
三共運輸様
Case study
荷に優しい安全で経済的な運転へ
リアルタイムな運行管理と温度管理は運送品質の向上に欠かせません。
Profile
24時間365日、さまざまな店舗へ配送を行っている三共運輸様。2004年にカード型デジタコを導入、2012年にネットワーク型デジタコDTS-C1に切換えられました。
安全運転、経済運転の徹底という当初の目的だけでなく、輸送品質の向上、荷主様との信頼関係の構築にまで、取組みは広がっています。関東甲信越を配送エリアとして、コンビニ・食品メーカー・スーパーマーケットなどへの店舗配送を行っています。メーカーからの直接請負い以外にも、3PL事業者からの運行管理を含めた一括受託など、幅広い業務に対応されています。
- 株式会社三共運輸
- 創 業:1953年6月
- 代表者:代表取締役 森田隆三
- 本社所在地:東京都武蔵野市残堀4-29-1
- 事業所数:2か所・従業員数:85名
- URL:http://www.sankyo-transport.com/
- 取材先
- 安全管理部 安全品質課 グループリーダー 箕輪様
常務取締役 堺拓美様
代表取締役 森田隆三様 - ※役職等、掲載情報は全て取材当時のものです。
ドライバーの定着にも一役
前日の日報を確認し、違反があれば出庫前に指導を実施
荷主様によって車両の出庫・帰社時間は様々です。翌日に日報のチェックをし、必要があれば安全運転指導を行っています。3か月に一度、安全講習会も実施し「大きな事故ゼロ」を実現しています。
箕輪
注意するというより、違反をした理由を聞くこと。そして、その原因をどうなくしていくかを話し合うことが大事です。
日報チェック
全国運転ランキングサービスの活用
デジタコの速度データを基に自動算出されるE&S指数(エコ&セーフティ:実際の走行速度と理想の速度を比較して指数化したもの)を活用し、前日のランキングと週間運転成績表を事務所に掲示しています。
各乗務員が走行速度帯ごとの悪い癖を把握して、全国1位を目指しています。
箕輪
出庫・帰社時にみんなチェックしています。安全運転の徹底に役立っていると思います。
全国1位を目指してランキングを事務所に掲示
荷に優しい運転は燃費向上を実現
全社平均のE&S指数は導入当初の8点台から7点台前半に向上。現在は6点を目指しています。半期ごとの全社平均燃費は、さらに向上しています。
森田
できるドライバーほど目立たないものです。デジタコがあれば、公平な判断基準で正確な評価ができ、報奨制度にも活かせます。ドライバーのモチベーション向上と定着にネットワーク型デジタコは欠かせません。
向上した燃費とE&S指数を事務所に掲示
輸送品質にさらに自信がもてるように
日報が庫内温度管理の確かさを証明
食の安全を支え、荷主様に安心を届けるため、弁当やチルド製品の温度管理はとても重要です。
導入したネットワーク型デジタコなら、集荷前や配送中の庫内温度状況なども日報を見れば一目瞭然。日報提出の義務がある売り主様にも手間なく対応できると好評です。
堺
万一、荷の品質に問題が発生した場合でも、ドライバーの温度管理に落ち度がなかったことを日報が証明してくれます。また、速度制限を守り、急旋回や急ブレーキなどもない荷に優しい運転をしていることをデジタコが証明してくれます。
リアルタイムに運行管理ができるようになってからは、輸送品質にさらに自信がもてるようになりました。
庫内温度状況なども日報を見れば一目瞭然
三共運輸独自の取組み
正確な現在地把握で最適な指示と効率的な配車が可能
帰庫した車両のドライバーを変え、すぐに次の配送に向かわせることも多いため、ネットワーク型デジタコのリアルタイムな動態把握を有効活用し、効率的な配車を実現しています。
道路状況を常にチェックし、渋滞や事故発生時には配送車に迂回路を指示。万一の車両故障の場合にも最寄りの車両に救援を依頼するなど、あらゆる事態に素早く対応して遅延を防止しています。
E&S指数を基にした報奨制度
E&S指数をベースに経済的で安全な運転ができているか評価し、半期ごとに2つの報奨制度を実施しています。
(1)会社全体の目標数値をクリアした時は全社員へ報奨。
(2)6点未満の指数を達成したドライバー個人へ報奨。
多くのドライバーが達成し、燃費改善や無事故の継続など、費用対効果は十分です。
導入機種の後継機種
富士通 デジタルタコグラフ DTS-D2D
クラウドLTE通信ドライブレコーダー搭載GPSITP-WebService V3/V2モービルアイ連動テンキー独立免許証リーダー
ドライブレコーダー搭載 クラウド型デジタルタコグラフが200万画素高画質カメラ対応にバージョンアップ。