簡易無線のデジタル化について
使用期限や対応方法
簡易無線のデジタル化とは?
総務省の発表により、アナログ簡易無線機の使用ができなくなり、「2024年11月30日」までにデジタル簡易無線機への買い替えが必要となります。アナログ簡易無線機からデジタル簡易無線機への買い替えは、テレコムにご相談ください。
アナログ機の使用期限や使用した場合の罰則、デュアル機の対応方法、デジタル化移行後も使える無線機については下記をご参照ください。
どうしてデジタル化が必要なの?
電波は様々な用途で利用されていますが、実は希少資源であり限りがあります。携帯電話やテレビなど、電波の利用ニーズが高まる中、電波の有効利用を促進する必要があります。デジタル方式は、アナログ方式に比べて、通信品質の向上と電波の効率的な利用が可能となります。テレビがアナログ放送から地上デジタル放送(地デジ)へ移行されたのも、同じ理由からです。
なぜアナログの簡易無線機が使えなくなるの?
総務省の周波数割当計画が改正され、電波をアナログ方式からデジタル方式に統一することになりました。電波をデジタル化すると周波数帯を細分化できるため、利用できるチャンネル数が増え、より多くの人たちが電波を利用できるようになります。
アナログ簡易無線機の使用期限は?
アナログ簡易無線機の使用期限は、「2024年11月30日」までに改正されました。
簡易無線局において、アナログ方式の周波数は、350MHz帯(348.5625MHz~348.8MHz)および400MHz帯(465.0375MHz~465.15MHz,468.55MHz~468.85MHz)で使用されています。
万一、アナログ簡易無線機を使用した場合の罰則は?
簡易無線局において、アナログ方式の周波数を使用した場合は、電波法違反となり、罰則・罰金の対象(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)になります。アナログ簡易無線機をご使用のお客様は、デジタル簡易無線機への買い替えをご検討ください。
デジタル化のメリットとデメリットは?
メリット
- 雑音のないクリアな音声になる。
- 秘匿性の高い通信が可能になる。(秘話コード使用)
- チャンネル数が多くなる。(アナログ35ch → デジタル65ch)
デメリット
- チャンネル間隔が狭いため、チャンネル干渉する場合がある。
- デジタル音声信号のため、音声の遅延が発生する場合がある。
デュアル機を使用している場合の対応方法は?
デュアル機(アナログ/デジタル切替式)を使用している場合は、アナログ方式の周波数は使用できません。期限までにアナログ方式の周波数が使用できないよう、停波措置(無線設備の改修)を行う必要があります。改修については、テレコムにご相談ください。テレコムに相談
また、総合通信局に、アナログ方式の周波数を廃局し、デジタル方式の周波数のみ使用するよう、免許局の変更申請手続きが必要です。電波利用ホームページ